DX総合EXPO(東京ビッグサイト)の視察レポ

2時間の中で、私のセンサーが反応した出展内容を以下列挙。

InnoONDE(InnoSphere株式会社)
ゴーグル型のデバイスにAI翻訳、AIリサーチ、AI教師の機能を連携させてグラスに映す仕組み、今回の展示に間に合わず予告のみ。年内に実物が体験できるチャンスがあるかも。

JAPAN AI CHAT /SPEECH(JAPAN AI株式会社)
ChatGPT/Claude/GeminiというAI Chatを使いこなす個人差の品質レベルを一定標準化するテンプレートや自社DBの学習、外部アプリ連携、日本らしい画像生成、マーケティングやSEO対策、薬機法の一次チェックなど、業務レベルを底上げできると感じられるソリューションを提供。

課長AI(株式会社GenerativeX)
ついに来た、上司がAI。営業資料や議事録、ヒアリングなど課長のノウハウを抽出。上司に代わってノウハウDBをもとにフィードバックから質問対話、壁打ちまでをサポートすることで労働集約的なマネジメント時間を削減し、本当に必要な役割にフォーカスさせるツール。

Autodate(株式会社Marsdy)
RPAを活用したいけど導入が進まない、使いこなす自信がないという企業に「業務をまるごと外注しそれをRPAで省力化」して業務コストと作業時間を大幅に削減することができる。

Qast(any株式会社)
社内の膨大なデータを勝手に学習してナレッジ化する。属人的だったスキルを集約化できるので、誰に聞くかよりも何を知りたいかさえわかればその企業の暗黙知における最適な答えが見つかる。

SDGsゲーム制作、研修(株式会社LODU)
私も使わせていただいているSDGsアクションカードゲームXを制作した金沢工業大学でSDGsの学びを受けた精鋭たちが立ち上げた企業オリジナルカードゲームの開発とゲームで学ぶサステナビリティ研修を行っている。


今回のイベントは僕が5年までに予想していた世界に近い。
ビッグサイトには毎年何度も来ているが、前職時代からDXとは少し距離を置いてきた。36年間IT業界で最先端を現場の顧客に伝えてきたが、「この先の世界でITが人類にもたらす役割は何なのか?」を考え続けていたら活用する人や組織の目指すゴールやビジョンに目が向き、SDGsなど社会課題を解決するCSV経営戦略を知った。

目的地に最短・最速・最適なルートと方法は今のAIで作れる。
しかし、世界を創るのは人だ。
あらためて、「人づくり」こそ、今の社会や組織に必要な事だと思う。